1.「赤外線」×「遠赤外線」の違い
「赤外線」×「遠赤外線」という言葉はよく耳にしますが、実際のところどのような違いがあるのでしょうか?
(1)赤外線とは?
太陽光線をプリズムを通して分光させると、虹のような帯があらわれ、これらの光は、目に見えるので可視光線といいます。
可視光線の中には、赤い色(0,75ミクロン)の波長に近い光線と、逆に紫色(0.4ミクロン)の波長に近い光線があります。
赤い色の光線よりもっと波長が長く、目に見ることのできない光線を「赤外線」といいます。また反対に、紫色の光線よりもっと波長が長く目に見ることのできない光線を「紫外線」といいます。
(2)遠赤外線とは?
赤外線をさらに、波長によって4つに分けると、
1/0.75〜1.50ミクロン ー近赤外線
2/1.50〜5.60ミクロン ー中間赤外線
3/5.60〜25.00ミクロン ー遠赤外線
4/25.00〜1000.00ミクロンー超遠赤外線
となります。遠赤外線とは、赤外線の中で波長の長いものをいいます。「遠赤外線」は、「近赤外線」よりも波長が長いので深達力が高く、体を芯まで温めることができます。ですので、赤外線コタツなどの皮膚表面を温める温熱機器よりも、「遠赤外線」の温熱機器のほうが、皮膚に刺激を与えない、大変気持ちの良いまろやかな温かさを体感することができます。
2.赤外線は熱を伝える「光線」
太陽の光は、真空の宇宙空間を越えて、私たちの住むこの地球へと一瞬の休みもなく
温かさを送り届けています。それは太陽の光の中に含まれている赤外線によって、太陽熱が地球へ「輻射」されているからなのです。